ひらりろぐ。

心にもない言葉より沈黙

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いいこと

夏の午前中 ひとりでいるのはいいな すこし秋めく風に洗濯物が揺れて ふわっと香るのもいいし 山の緑が映えているのももいいし 明日からも夏休みであることが なお いいな

夏と奴

ゆくさきを見逃すまいとしても 一瞬、身をひるがえしては瞬く間に姿を消す そうなればもう神経戦である けれども! 奴は迂闊にも 私の手の甲にとまった おやおや 私はお前をたたかずにはおれないよ お休み 今年の夏はどうだった 蚊

雑巾のような猫

小さくてくたびれた黒猫が 朝の道路のまんなかに佇む姿は まるで雑巾 けれども その瞳はビー玉のようで その瞳をもっていれば じゅうぶんやっていけるだろう と 見つめていると 車にきづいて茂みにかけていったまま 宝物は隠されてしまった

朝のまにまに

うそ寒い明け方、 まどろみながら ほうりだした足に布団をかけなおして また眠った。 起きると、うれしいことに母が ツナ缶を開けてツナトーストを作っておいてくれた。 (しかも、チーズをのせてね) いつもみたいに朝の散歩をしてからいただけば もっと美…