ひらりろぐ。

心にもない言葉より沈黙

2019-01-01から1年間の記事一覧

町の風

私の町、 私の道、 思い出は、ここにくれば在る。 あいみょんの『風のささやき』という曲を聴いていたら、どうしても来てみたくなった道。不思議だな、その当時はまだその歌を聴いていなかったのに。なのに思い出すなんて。 彼女の声は、ずっと昔の記憶にも…

別の物語のなかのひとたち

道を歩いていて、ひととすれちがうとき、このひとも誰かの胸を焦がせているのかもと思ってひどく感動することがある。私にとってはただの通りすがりだけれど、誰かにとっては、こんな風にすれちがう瞬間さえ願われているひとなのかもしれない。そのひとの魅…

声になる前に会いにきて

別れも自然のなすことだ。雨や夕日とおなじように。 別れるべくして出会うひともいないし、 だからといって 出会うべくして出会うひともいないんだろうな。 一切合切、すべては自然のいたずらなんだ。 だから、こんなにも大好きになってしまった。

ミスチルと5月

5月のミスチルのライブ(大阪)に当たったのだけど、よく考えれば次の元号になって最初のイベントとしてミスチルがあるなんて、どんなに素晴らしいことかと思う。 中学のころからミスチルが好きで、私はSignから入ったのだけど、買ってもらったばかりのパカ…

通過

国道に沿ったそのガソリンスタンドはいつもラジオを流していて、一期一会の出会いを日々、くれるなあと思っていた。 信号待ちのあいだだけ、 意識せずとも耳に入ってくるのは、もう二度とは聴けない音楽であり、話であり、それらが風景のひとつに溶け込んで…

くちずさむラララ

イヤホンのなかに 隠したくなってしまう思い出 みんな自分のなかに思い出をもつように 歌をもっているなあと思う。 映画や本は、月日が経つにつれて、自分の経験によって、そのたびに印象が変わるものだけれど、歌だけは時間がそのまま真空パックされている…

正直なところ

自分のやりたいことをしているのなら、ひとりだとしても満足感はある。けれども私の場合は、その覚悟よりも本当はずっとひとのことが気になった。 そうして、ひとと会ってみるとやっぱり楽しくてお酒も美味しくて、そうしたらまたよく喋ってもっと楽しい。そ…