2016-08-25 雑巾のような猫 「ふ」と 小さくてくたびれた黒猫が 朝の道路のまんなかに佇む姿は まるで雑巾 けれども その瞳はビー玉のようで その瞳をもっていれば じゅうぶんやっていけるだろう と 見つめていると 車にきづいて茂みにかけていったまま 宝物は隠されてしまった